クレショフ効果
クレショフ効果
”効果
「クレショフ効果」とは、ひとつの映像が、映画的にモンタージュ(編集)されることによって、その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす、性質のことをいう。さまざまな映像群とは、ある映像群がほかの映像群に対して、相対的に意味をもつものである。観客にとって、映像がばらばらに単独で存在するわけではなく、つながりのなかで無意識に意味を解釈することがもたらされるのである。本効果は、映画的な説話論の基礎なのである。
実験
本効果のもつ意味論的伝染を強調するために、レフ・クレショフは、科学的経験(認知心理学)を開発した。クレショフは、ロシアの俳優イワン・モジューヒンのクローズアップのカットを選び、とくに無表情のものを選んだ。モジューヒンのカットを3つ用意し、3つの異なる映像を前に置いた。
第1のモンタージュでは、モジューヒンのカットの前に、スープ皿のクローズアップを置いた。 第2のモンタージュでは、スープ皿のかわりに、棺の中の遺体を置いた。 第3のモンタージュでは、かわりに、ソファに横たわる女性を置いた。
それぞれのシーケンスを見た後で、俳優(モジューヒン)があらわす感情を、観客は特徴を述べなければならない。第1では空腹を感じ、第2では、悲しみを感じ、第3では、欲望を感じたのである。” ―Wikipediaより
ロシア映画史(6):モンタージュ理論
http://www.geocities.jp/uraura1948/09rus_cinema/cinema06.htm
クレショフ効果の謎 ―純丘曜彰 Teruaki Georges Sumioka の鏡
http://d.hatena.ne.jp/ProfDr_SUMIOKA/20090712/1247407200
the original kuleshov expiriment
http://www.youtube.com/watch?v=4gLBXikghE0&feature=share&list=PL1BFC184A388E0DEA
http://ununuh.blogspot.jp/2012/01/blog-post_27.html
http://www.cbc-net.com/dots/yasuhiro_tsuchiya/tsuchiya_05/
ロシア映画
http://russiaeigasha.fc2web.com/index.html
SHIMURABROS. 「映画なしの映画」